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ー土木作業員に向いてる人の特徴とは?土木の仕事内容と魅力を解説ー

「土木作業に興味はあるけど、自分に向いてるのか不安」 「土木作業の魅力を知りたい」という質問をよく受けます。

土木作業員と聞くと、「大変そう」「きつい」などのイメージが先行しがちですが、実際には細やかな気配りや集中力が求められることもあります。また、自分の手がけた工事が具体的に形として残るため、充実感や満足感を得やすい点も大きな魅力の一つです。

 

土木作業員の業務タイプは2つに分類

土木作業員は、建設現場や道路工事などの土木工事を行います。土木工事での業務は多岐にわたり、工事現場で使用する道具や材料を搬送する簡単なものから、特定の資格が必要とされる重機操作までさまざまです。

ここでは、土木作業員の仕事を2つに分けてご紹介します。

 

1.土工作業

土工作業は主に体力を要する仕事で、土地を掘ったり均したり、道路を整えたりします。

手作業で行う作業全般を土工作業として分類していますが、未経験者が就労する際は、土工作業を通じて技術や経験を積んでいくことが一般的です。

 

2.機械操作による土工業務

機械操作による土工業務は、主に重機の操作に関連する業務です。工事が始まる前に、オペレーターはブルドーザーやショベルカーを使用して土地を平らにしたり、杭打ちを行ったりします。

この業務には特定の資格が必要とされ、豊富な経験とスキルが要求されます。多くの作業員は基本的な土工業務の経験を積んだ後に、機械操作の業務にスキルアップしていくことが一般的です。

 

土木作業員に向いてる人の特徴

土木作業員と聞くと、体力を要する仕事と思われがちですが、実際には書類の準備や会議などの細かい作業もあります。

では、どのような人が土木作業員に向いているのでしょうか。特徴を3つに分けて説明します。

 

1.体力に自信がある人

土木工事の現場は主に屋外です。夏は厳しい暑さ、冬は冷え込む風の中で作業を行う必要があり、これらの環境に耐えられる体力が求められます。

また、資材の搬送や地面の掘削など、どのような状況でも効率よく作業を進められる人は、土木作業員に向いています。

 

2.重機操作に関心がある人

クレーンやショベルカーなど、工事現場でよく使用される重機の操作は、土木作業員の主要な仕事の一つです。

重機を操作するためには特定の免許が必要とされますが、興味がある人は免許取得に向けて意欲的に取り組むことができます。

また、一部の会社では機械のメンテナンスも自社で行っています。機械をいじることが好きな人にとっては、仕事を楽しみながら、やりがいも感じられるでしょう。

 

3.集中力と注意力が高い人

土木作業員にとって、集中力と注意力は欠かせません。どうして集中力や注意力が土木作業員に必要なのか、不思議に思われるかもしれません。

工事現場では、わずかな注意散漫が大事故に繋がる可能性があり、自身だけでなく他人の安全や生命にも影響することがあります。このことを理解し、常に集中力と注意力を維持して作業に臨める人は、土木作業員に適しています。

 

土木作業員に不向きな人の特徴

ここでは、土木作業員に向かない人の特徴を3つ紹介します。

 

1.コミュニケーションが苦手な人

コミュニケーションスキルが不足している人は、土木作業員としては適していません。

土木作業員の仕事はチームやペアで行うことが一般的であり、他のメンバーとの円滑なコミュニケーションが不可欠です。仕事をスムーズに進めるためには、協調性のある行動が必要とされます。

 

2.早起きが苦手な人

土木工事は通常、昼間に行われます。安全上の配慮や騒音問題などがあるため、日没後は作業を行うことが困難になります。

さらに、作業現場が遠い場合など、朝の集合時間が早い時間になることもあります。朝早く起きることが難しい人や、昼間に眠くなり作業に集中できない人は、土木作業員に適していないといえるでしょう。

 

3.決まりを守れない人

土木工事の現場には、安全基準など多くの規則が法的に定められています。土木作業員として、ルールを遵守することは基本であり、重要なことなのです。

規則を守らないと、大規模な事故につながるリスクが増えます。現場での災害を避けるためにも、責任を持った行動が必要です。

安全だけでなく、計画通りに工事を進めるなど、クライアントの信頼獲得にもルールの遵守が影響します。

 

土木作業員の魅力と充実感

日常生活のなかで、土木作業員の仕事は目立たないかもしれません。しかし、地域社会に深く貢献し、人の役に立ちたいと考える人はやりがいを感じるでしょう。

土木作業員の仕事の魅力とやりがいについて、3つのポイントを解説します。

 

1.未経験からのスタートが可能

土木作業員の仕事は、経験や学歴が必要なく、誰もが未経験から始められます。

仕事をしていく中で必要な知識や技術が身につき、キャリアアップにつながる機会が豊富です。土木作業員の需要はなくならないため、将来性と安定性も魅力の一つといえます。

 

2.地図に残る仕事ができる

土木作業員として働く最大の魅力は、自分の手掛けた工事が形として残ることです。道路や河川の整備、トンネルやダムの建設など、未来に向けて重要な基盤をつくる仕事もあります。

工事は長期間にわたることが多く、大変だと思うこともありますが、自分の努力が形となって残ることは大きな達成感につながります。工事によっては地図に載ることもあり、将来に渡って残る成果を出せることは、ほかではなかなか得られない充実感でしょう。

 

3.社会貢献を実感できる仕事

土木作業員の業務には、道路の舗装などインフラの整備などが含まれ、工事を通じて自分が社会に貢献していることを感じられます。

さらに、自然災害が発生した際の復旧作業も担当することがあり、自分の仕事が社会にとって重要な役割を果たしているのか、実感しながら働くことができます。

 

まとめ

土木作業員に向いている人と、不向きな人の特徴を3つずつ紹介しました。

土木作業員になるためには、体力だけでなく、ほかにもさまざまな要素が求められることを、意外に思われたかもしれません。

紹介した特徴のほかにも、ものづくりが好きな人や社会貢献を重視する人には、充実感を得られる仕事です。