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土木工事の基礎工事の依頼を行いたい!仕事内容や基本知識も解説
土木工事は、建物を建てる建築以外のすべての建設工事を指すといっても過言ではありません。
そんな数多くの工事の中に基礎工事が存在します。
しかし、基礎工事を依頼しようと思ったものの、
具体的にどんな工事のことをいうのか分からないという方も少なくありません。
そこで今回は、そもそも土木工事とはどんな工事なのか、
作業内容な基本知識をまとめながら解説していきます。
そもそも基礎工事とは?
基礎工事とは一言でいえば、建物の土台部分を建設する工事です。
地面と建物をつなぐ重要な部分にあたるのが基礎であり、その部分を専門に行う工事が基礎工事です。
建物や建造物が出来上がると、外からはほとんど見えない部分なので、
一般的な認知度が低いものの、この工事を行わないと、建物を建てられません。
そんな基礎工事の重要性や流れについても触れていきましょう。
まず、基礎工事の重要性としては建物全体を支える土台を担当すること、建物の寿命を左右する工事であることが挙げられます。
先ほども触れた通り、基礎工事は建物と地面をつなぐ土台です。
その工事は実際の基礎部分の建設だけでなく、事前に行う地盤調査から始まります。
入念な地盤調査を行い、最適な基礎工事を選択したり、
必要に応じて弱い地盤に対して地盤改良工事を施工してから開始することも珍しくありません。
また、基礎工事がしっかりしたものであれば、その上に建つ建造物が丈夫で長持ちすることも特徴です。
言い換えれば、不十分な基礎工事を行ってしまうと、住宅やビルといった建物や橋梁が短命になってしまいます。
基礎工事は重要な工事といわれますが、こういった理由からです。
次に基礎工事の流れについて解説していきましょう。
基礎工事は、地網、根切り、砕石敷き、捨てコン、鉄筋久美、外周枠組み、ベース生コン打設と7つの手順を踏んで施工されます。
地網
建物の周囲に気の杭を打ち込み囲いを造る作業です。
設計上の基準高さと同じ高さで、
貫板(ぬきいた)と呼ばれる幅6cm~9cm、厚さ9mm~1.5cm程度の木の板をる勝った囲いを作っていきます。
根切
建物の外周部と内周部の深さを貫板から割り出して、正確に掘った後で整地していきます。
根切りで掘った場所に砕石を敷き詰めるのは、砕石敷きです。
この敷き詰める作業によって地盤の支持力を高めます。
捨てコン
地盤の上に新しい水平面を儲けることを目的にコンクリートを打っていきます。
鉄筋が地面に直接触れないようにすることと、正確な位置を出すためにコンクリートを打っていく作業です。
鉄筋組み
捨てコンの上に決められた一に鉄筋を並べて固定する作業です。
並べた鉄筋を結束線で確実に固定することで、強度を高めます。
外周枠組
コンクリートを打っても、打ったコンクリートが外部に漏れないようにするための作業です。
基礎の外周に型枠を組んでいき、漏れないようにしていきます。
ベース生コン打設
最後に基礎範囲に生コンを流し込む施工します。
これによって基礎が完成しますが、水平になるように慎重な仕上げが求められる作業です。
これらの手順を踏んで基礎工事が進められていきます。
基礎工事の主な種類
基礎工事の主な種類についても解説しましょう。
基礎工事には主にベタ基礎、布基礎、独立基礎といった3種類の基礎ががあります。
ベタ基礎
床一面を一体化した基礎です。立ち上がっている基礎部分と床一面を
鉄筋コンクリートで一体化することによって全体で建物の荷重を支える土木工事です。
メリットは3つあります。
まず、耐震性に優れていることで、丈夫な基礎工事になるため地震が起こっても上の建物へのダメージが少ない点がメリットです。
床面をコンクリートで覆ってしまうので、湿気が建物まで上がらない点も特徴といえます。
湿気による建物へのダメージも軽減してくれるでしょう。
また、コンクリート部分が多いのでシロアリの被害を防ぎやすい点も特徴です。
一方で、沢山のコンクリートを使用することや作業が手間取るため、コストが高くなりやすい傾向にあります。
布基礎
ベタ基礎に比べるとコンクリートの量が少ない基礎工事です。
立ち上がっている部分のみで建物を支える基礎で、鉄筋も最小限になっています。
面で支えるというよりは、点で支えるイメージになります。
立ち上がり部分以外は地面の上に防水シートを敷き、コンクリートを打っていきます。
ただ、其のコンクリートは、ベタ基礎の半分以下の厚さです。
メリットは、コストが安くなることで、材料が少ない分コストを下げられます。
デメリットは、2つあります。
1つ目は耐震性が劣る点です。ベタ基礎に比べてコンクリートや鉄筋の量が少なく、耐震性の面で不利です。
2つ目は、湿気やシロアリにそこまで強くない点が挙げられます。
基礎工事としては、そこまで地面を厚く覆っていないため、その面でシロアリなどに弱いことがデメリットなのです。
独立基礎
柱の下にのみ独立してある基礎です。
昔の和風建築にみられるような基礎がこれに当たるといえるでしょう。
柱の下に一つの基礎がそれぞれ設置してあるもので、。基礎だけ独立している様子からこの名前がついています。
この独立基礎同士は厳密には独立しておらず、基礎工事によって地中梁と呼ばれる鉄筋コンクリートの梁でつないであるのが特徴です。
住宅ではあまり採用されない形式ですが、非住宅の建物では「ほとんどが独立基礎」を採用しています。
このように様々な基礎工事の種類があり、これら以外にも様々な工夫によって基礎工事の方法が確立されています。
ただ、今回紹介した基礎工事が3つが主に住宅をはじめとする様々な建築物に利用されています。
まとめ
基礎工事は土木工事の一つとして行い、重要な工事としていくつもの手順を経て施工されています。
主に鉄筋とコンクリートによってつくられる、この基礎工事は建物の寿命を左右する重要な工事です。
基礎工事を依頼する場合は、自分の依頼した建物の基礎がどのような種類で建てられるのかを確認しながら、依頼することで、
より目的に合った基礎工事を選択できるでしょう。
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