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水害を防ぐための土木工事「河川工事」の役割と種類・内容


 

近年では台風や集中豪雨などの自然災害により、さまざまな場所で河川の氾濫が起き、甚大な被害をもたらすことも増えています。

河川工事は水害を防ぐための土木工事でさまざまな種類があります。

 

今回は、水害を防ぐための河川工事の役割と種類、内容についてご紹介します。

 

土木工事の種類

土木工事にはさまざまな種類があります。

 

主な土木工事の種類は以下のようなものです。

 

河川・海岸工事

河川・海岸工事は水害を防ぎ、人々の安全を確保するために行う土木工事です。
河川工事は種類が多く、河川の場所によって工事の内容も異なります。

 

具体的な河川工事の種類については下の項でご紹介します。

 

砂防工事

河川の氾濫や土石流などの土砂災害を防ぐための土木工事です。

 

砂防工事は森林災害などで荒れた土地を緑化する工事も含まれます。
氾濫した土地を安全な土地に変え、公園などに活用する工事も砂防工事に含まれます。

 

ダム工事

ダム工事には砂防ダム工事や貯水池ダム工事などがあり、土砂やコンクリートを使ってダムを作ります。

 

ダムは規模が大きい工事になることが多く、工事用の道路工事から始まるケースも多くあります。

 

橋梁工事

橋梁工事は橋をつくるための工事です。
橋梁にはさまざまな種類がありますが、コンクリート製の橋や、鉄橋などが一般的です。

 

道路・トンネル工事

道路工事は土で作った路床に砕石を乗せ、重機で踏み固めたあと、アスファルトを重ねて表層を造ります。

トンネルは掘削した壁に鉄や木の板をあてて支柱で支え、内側の壁をコンクリートで固めて施工ます。

 

空港建設工事

空港建設工事も土木工事の一種です。
施設の新設や既存施設の強化、古い施設の解体などを行います。

 

土地区画整理工事

土地の上に建物を立てられるように土地の状態を変えたり、整えたりする工事です。
住宅地を造る際などに、土地を生活しやすいように整えます。

 

公道下の下水道工事

上下水道に関連する建設工事は建設業29種のなかでも細分化されています。
公道下の下水道工事は管工事・土木一式工事・水道施設工事のなかで土木一式工事に該当します。

 

農業土木工事

農業を行うために河川や地下水から水を引く灌漑(かんがい)水道工事や土地を農用にする農用造成工事などが該当します。

 

森林土木工事

森林の道を整えたり土砂崩れを防止したりする目的で行う工事です。
緑化のために森の造成を行う「治山工事」と林道を造ったり森林の整備を行ったりする「林道工事」に分かれます。

 

河川工事の役割

河川には洪水による被害を防止し生命と財産を守る「治水」、飲み水や農業用水等で生活を支える「利水」、自然・生物等の保全で生活をうるおす「環境」の主に3つの役割があります。

 

昨今頻発している集中豪雨や規模の大きい台風などでは河川が氾濫して大きな被害が出ています。
河川工事は河川の老朽化した箇所の修繕や水害防止のための堤防の設置や床止めをして災害防止対策をする工事です。

 

また、自然と調和しつつ河川を広くする工事や河川を流れやすい形状にするなど、河川の機能を改善させる工事なども行います。

 

河川工事の種類

河川工事の種類は数多くあり、工事をする場所によっても実施する工事の種類が変わります。

 

砂防工事(上流部)

「砂防(さぼう)」は、土砂災害を防止する方法の1つで、土砂災害防止を目的として、渓流や河川に砂防ダムを設置する工事のことを言います。

 

砂防ダムとは砂防指定地内の河川や渓流において、上流から流入してくる土砂を貯留するために、または既に川床に堆積した土砂の流入を防止するためのダムです。

 

上流域に設定される小さなものから、中流域に設置される大規模なものまでさまざまで、国土交通省が所管します。

砂防工事は集落上部の崩壊対策や地滑り対策、火山性災害の防止対策も含まれます。

 

河道掘削工事(上流部・中流部・下流部)

河道掘削工事は、洪水時の水位を低くするために河道を掘り、水が流れる面積を広くする工事です。

 

河道掘削工事のなかで行う川底の土砂を取り除く作業を「浚渫(しゅんせつ)」と言います。
河川法により、浚渫で出た土砂は天日で乾燥させて有効活用されることが推奨されています。

 

築堤工事(中流部・下流部)

築堤工事は、洪水による被害を最小限に抑えるために、盛り土などで堤防を築く工事です。

 

上流部には堤防がありますが、下流部には堤防が設けられていないことが多く、このような地域で洪水被害を防ぐために行います。

 

床止め工事(中流部・下流部)

川の流れや波の影響で河床の土砂が洗い流されることを洗堀(せんくつ)と言います。
洗堀を防止し河川の勾配を安定させる目的で河川を横断して設けられる施設が床止めです。

 

床止めには主に落差が設けられている「落差工(らくさこう)」と落差のない「帯工(おびこう)」の2種類があります。

 

樋門工事(中流部、下流部)

樋門(ひもん)は、河川が合流する地点の水位が高くなった場合に水が逆流しないように設置する施設です。
排水路や支線が堤防を横断して川へ流れ込む場合に堤防の中をトンネルのように通り抜けるものを言います。

 

水門との違いは、樋門は河川など水を排出する水路が堤防(土手)に埋め込まれています。

 

普段は水路から河川へ水が流れていますが、大雨などによる洪水時には、川から水路へ水が逆流しないように樋門のゲートが閉じられます。

 

河川の等級

河川は等級により管理区域や工事に関わる期間が異なります。
河川の等級は河川法によって次のように分類されます。

 

1級河川

経済上最も重要な河川で国土交通大臣の管理下にあります。

 

2級河川

1級河川に次ぐ重要な河川で、都道府県知事の管理下にあります。

 

準用河川

1級、2級から分かれた末端の河川または河川法の一部を準用する河川で、市区町村の管理下にあります。

 

普通河川

河川法が適用されない小河川で、市区町村の管理下にあります。

 

水害を防ぐには河川工事が必要不可欠

土木工事のうち、河川工事の種類や内容についてご紹介しました。

 

河川工事は河川の上流、中流、下流によって工事内容が異なります。
近年の台風や集中豪雨による被害により、全国で河川工事が注目されています。

 

河川の等級や地形、場所に適した河川工事を実施することは、地域の安全のため、水害を防ぐことに貢献しています。

 

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